キャンプでの快適な睡眠は、良い一日を過ごすために重要です。この記事では、「コットの下に敷くシート」に焦点を当て、その必要性と選び方について詳しく解説します。コットの脚がテントの床を傷つけることを防ぎ、さらにはテント内を清潔に保つためのコット保護マットやグランドシートの選定方法を紹介します。また、コット下の空間を有効に活用する収納アイデアもご紹介。この情報が、あなたのキャンプを快適で安全なものにする手助けとなることでしょう。
- コットの下に敷くシートの必要性が分かります。
- コットの下に敷くシートはどのようなものが良いかが分かります。
- ハイタイプのコット下に荷物を収納する有用性が分かります。
- コットの上に敷くもののおすすめが分かります。
コットの下に敷くシートの必要性と選ぶポイント
コットの下に敷くシートの重要性と選び方を詳しく解説します。耐久性と快適性を考慮し、コットの脚がテントの床を傷つけないように選択するポイントをご紹介します。また、テント内の保護、快適な睡眠のための素材選びやサイズの適切な選定方法についても説明します。これらのポイントを押さえてシートを選ぶことで、キャンプをより快適に楽しむことができます。
コットの下に敷くシートは必要?
床面のあるフロア付きテントでコットを使用する場合、床布に直接コットを置くとコットの脚にかかる体重で床布を傷めてしまう場合があります。石や枝など地面の状況によっては、床布が破れてしまった…なんて事にもなりかねません。
テント床面に対する圧力を分散させ、破損や擦り傷などを防ぐため、耐久性のあるグランドシートやアンダーシートの使用をおすすめします。ポリエチレンや厚手の布製シートなど、耐摩耗性に優れた素材を選ぶと良いでしょう。
例えば、オールウェザーブランケットのようなシートを敷くことで、これらの損傷からテントを守ることができます。また、このシートは多層構造であり、体温の約80%を反射して保温効果を高めるとともに、防水・防風性にも優れています。さらに、テントの床からの冷気を遮断することで、冬場の寒さ対策にもなり、冬場のキャンプで重宝されるアイテムです。夏場は地熱対策にもなります。また、オールウェザーブランケットは耐久性も高く、長期間にわたって使用できるため、コットの下に敷くシートとして最適です。
床布を保護する方法は他にもありますが、オールウェザーブランケットのような耐久性のあるシートや布をコット下に敷くのがおすすめです。
コット用グランドシートの選び方
コット用グランドシートやアンダーシートなど、コットの下に敷くシートの選び方のポイントです。適切なシートを選ぶことで、コットの耐久性を高め、快適な睡眠環境を提供します。
- サイズ
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コットのサイズに合ったシートを選びましょう。最低限コットの脚が収まる大きさで、それより少し大きいサイズが理想です。
- 素材の耐久性
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擦れに強く、コットの脚や地面との摩擦に耐えられる耐久性の高い素材を選びましょう。例えば、ポリエステルやナイロン、オックスフォード布は耐摩耗性、耐久性、速乾性に優れており、アウトドアでの厳しい条件にも耐えることができます。特にオックスフォード布は厚手で耐水性にも優れているため、長期間の使用に適しています。
- 通気性
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シートが通気性を持っていると、湿気の蓄積、カビや悪臭の発生を防ぎます。
- 防水性
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防水性のあるシートは、地面からの湿気を防ぎ、より快適な睡眠環境を提供します。
- 軽量性と収納性
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持ち運びや収納が容易な軽量でコンパクトなシートを選ぶと、設営や片付けが楽になります。
これらのポイントに注意してシートを選ぶことで、コットの使用効果を最大限に引き出し、キャンプをより楽しむことができます。
コットの下に敷くシートとしては下記がおすすめです。
- PAX(パックス) オールウェザーブランケット2
- ANOBA:ユーティリティーシート コヨーテ
コットから床面を保護する方法
テントの床布を保護するもう一つの方法として、コットの脚にゴムやプラスチック製のカバーをするのも効果的です。コットの脚の形状にもよりますが、各脚に保護カバーや保護パッドをつける方法です。
アウトドア用品店やオンラインショップで購入でき、一部のコットには元から装着されているものもあります。
簡易的なものであれば100円ショップでも入手可能です。「コットの脚用保護カバー」としては売っていないので、家具用の保護パッドなどで代用します。商品を選ぶ際は、素材の耐久性や脚のサイズ、形状に合うものを選ぶようにしましょう。
コットの下に敷くシートの活用方法
コットの下に敷くシートのさまざまな活用方法を紹介します。快適さと保護のバランスをどのように取るか、具体的なアイデアを提案します。
キャンピングコットのすすめ
コットとは一言でいえば、簡易的なベッドです。一度使い始めるともう手放せません。テントの床に直接寝ると地面からの冷気でひんやりとすると思います。これが秋冬春になってくると寝袋に入っていても寒くて寝れなくなります。そんな時にコットが活躍します。コットで寝ると地面の冷気から距離を取れるので、快適な寝心地を得られます。
冬季には、地面からの冷気を遮断し、暖かく過ごせるため特に有効です。春や秋には、地面の湿気から守りながら快適な睡眠を提供します。夏季には、地面からの熱を避け、通気性が良いため涼しく過ごせます。また、コットの下に収納スペースができるため、テント内を広く使える利点もあります。安定した寝心地と快適な高さで、四季を通じてキャンプを楽しむのに最適な選択肢と言えるでしょう。
また、ちょっとした物置にも使えますリ、ベンチシート代わりにもなります。これらは直置きのマットに比べて優れている点で、キャンプの快適性を高めてくれます。
コットの高さの種類には、ハイタイプ、ロータイプ、2wayタイプの3つがあります。
- ハイタイプ
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地面からの高さがあり、冷気や湿気から身を守ることで快適な睡眠を得られます。また、大きな荷物も収納できる広いスペースが特徴です。
ただし、設置には少し手間がかかることやロータイプと比べて重めなこと、低いテントでは内部スペースが狭くなることがデメリットです。
- ロータイプ
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設置が簡単で、低いテント内でも圧迫感が少なくなります。ハイタイプと比べ軽めです。モデルにもよりますがコット下に荷物を置くのは難しいです。
- 2wayタイプ
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2wayタイプでは、高さを調節できるため、ハイタイプとロータイプの両方の利点を併せ持っています。しかし、その構造が複雑なためモデルによっては設置に時間がかかることや重量が大きいこともあります。
ただ気分や使用するテントに合わせて調整できるのは便利です。
WAQの2WAYフォールディングコットは、コットの定番として人気があります。
これらの特徴を踏まえ、条件や好みに合わせて最適なコットを選びましょう。
コット下に荷物を収納
キャンプ時のコット下のスペースは、収納と快適さの両方において非常に重要です。ハイタイプのコットの場合、地面との距離があるため、地面から放出される冷気がコットの下の空間に滞留しやすくなります。特に冬場など寒い時期には、このスペースに荷物を収納することで、テント内の空間を広く使えるだけでなく、湿気や冷気からの防護にも役立ちます。
コットの下にシートを敷く事で、汚れや床の痛みを気にせずにコット下に荷物を置けるようになります。荷物の整理には、小型バッグや箱が有効です。これにより、食器、衣類、ツールなどを分類して収納し、必要な時にすぐに取り出せるようになります。コット下の収納スペースを上手く活用することで、キャンプ中の生活空間を広く快適に保つことができます。
コットの上に敷くもの、おすすめ
コットで寝る場合、地面から離れているため、地面からの冷気や地熱の影響を受けづらくはなりますが、それでもコットだけだと寒いです。コットの上にマットなどを敷くで、地面からの冷気や地熱をさらに軽減することができます。特に冬場では必須です。
マットは、下記がおすすめです。私は「THERMAREST(サーマレスト) アウトドア マットレス クローズドセルマットレス Zライトソル」を使っています。
- THERMAREST(サーマレスト) アウトドア マットレス クローズドセルマットレス Zライトソル
- キャプテンスタッグ EVA フォームマット 56×182cm M-3318」
寒さ対策としては、マットの厚さは重要なポイントです。厚さ8mm以上のマットを選ぶようにしましょう。
冬場はマットの上にさらにブランケットなどを敷くとより効果的です。
まとめ:コットの下に敷くシートの必要性と冷気対策
コットの下に敷くシートの必要性やおすすめアイテム、コット下に荷物を収納する効果などについて、紹介してきました。コットは寒さ対策、湿気対策に有効なアイテムです。以下のこの記事のポイントをまとめます。
- コットの脚がテントの床を傷めるのを防ぐため、シートが必要
- シートはテント床面への圧力を分散し、擦り傷や破損を防ぐ
- オールウェザーブランケットのような耐久性のあるシートを推奨
- シートの選択でコットの耐久性向上と快適な睡眠を実現
- コットのサイズに合ったシートを選択することが重要
- 素材は耐久性、通気性、防水性に優れたものを選ぶ
- コットの脚に保護カバーやパッドをつけることも床保護に効果的
- コット下の空間を収納スペースとして活用
- コットの上に適切なマットを敷くことで寒さ対策と快適さを向上
この記事が、コットの下に敷くシートを選ぶ際の参考になれば幸いです。正しいシートの選び方で、快適で安全なキャンプ体験をお楽しみください。